当日のあいさつにもあったがこのような会の開催は、東村山市議会はじまって以来のことである。
先日行われた名古屋市の議会リコール、議会召集せずに専決処分を繰り返した阿久根市の市長リコールなどの動きも、お話の前段で取り上げられた。また市長提案議案が地方自治体で修正否決された本数は修正無しと修正2本以内(この4年間で)合わせて、全議案の3/4になることから、いかに議会での議論が充分でないかという報告があった。議会に上がる前に根回しで議案内容が決まってしまうことから議論のプロセスが市民に見えない。結果だけしかわからない。市民は議員に全権おまかせ?・・していないのに。
廣瀬氏は自治体の二元代表制の意味を私たちに何度も問われた。2つの選挙で別々に選ばれた市長・市議が最終決定の場である議会でのフィルター役、執行役を果たしているのか?と。
憲法上の必置機関は議会だけであり、議会の無い民主主義の政治は存在しないという。
その議会の本来在るべき機能を発揮することが議会改革の大きな意味だ。
廣瀬氏は最後に北海道栗山町の議会報告会の事例を話された。14000人の町で、議会後に12箇所で議員がチーム制で報告会をおこなうという。議会での議論の内容、最終決定は○対○で可決、否決という報告をどの議員も同じようにするという。党利党略ではなくひとつづつの議案に対し、リスクも含めどう議論し、トータルにどう判断したのかを、報告するという。
東村山市もようやく12月議会から議会のインターネット中継が始まった。まだまだ議論のできる状態にはないが、やっと1歩踏み出したところ。議会という決定の場で、私たちが選んだ人が、どういう主張と議論を経て意思決定するかを公開することは市民の参政権の最終結果として、その意思を決定することでもある。
4月には統一自治体選挙が予定されている。議員も顔ぶれが変わることが予測されるが、議員が変わろうと、この議会改革の流れは止めることのないように進めたい!
東村山・生活者ネットワークは大塚恵美子の2期目の挑戦を成功させ、真の議会改革をすすめます。