TV放映にみる東村山のまち考察

アド街 in 東村山

先週末オンエアのTV番組、「出没!アド街ック天国(テレビ東京)」に東村山が登場。結構このことが街の話題となっている。知っている街がどんな風にTV的客観性!?で、捉えられるのか、つい観てしまう娯楽番組だが、さてご当地は如何に?
30位からの紹介のうち、スポットがあてられた多くは、かなり予想通りだった。上位には、国宝正福寺、北山、八国山、多摩湖、うどん屋、だんご屋、ま、志村けんさんという順位が高位にあったがそれも納得・・・東村山はどこにあるか知らなくても志村さんのことで「知ってますよ、東村山」と少し笑いを含んで言われることはしばしばなので。それから、100ヵ所ある農産物直売所、梨などの果樹園、旧立川家、遺跡公園、梅岩寺、徳蔵寺の板碑、隠れ家喫茶店、サイクリングロード、造り酒屋、そうだろうね、これが東村山のイメージなのだ。確か、「東京の小京都」とまで紹介されたが。
アングルは低く緑が豊かにみえる。高い建物が全くないから、北山たんぼ、空堀川、サイクリングロード、野火止用水沿いなどの緑と住宅地がマッチしていて思わず「住みたい」と思ってしまった、住んでいるが・・・ これが一般的に人が求める東村山の売りなのだ、とTV番組の演出もさることながら実感する。
現在、東村山駅西口再開発や秋津駅周辺の再開発が街の課題となっている。100メートルもの高いビルは、「東村山の風景」ではないだろう、没個性な街を市民もよその人も誰も期待してはいないのだ。バリアフリーの、誰もが安心して行き来できる道路や踏み切りは必要だが、それ以上を求めている訳ではないのだ。少々ださい土着で行きましょうよ、東村山! 躍起になる再開発だけが豊かさでは決してないから。これからの東村山を市民が決めよう、という住民投票条例を求める直接請求は明日29日まで、署名はされましたか?
政策担当 大塚恵美子