戦後処理の終らない日本での日・韓・在日市民の交流

2008年8月15日 12時09分 | カテゴリー: トピックス

日韓在日アヒムナこどもキャンプ

日本・韓国・在日の子ども達の交流キャンプが、7月末より3泊4日の日程で五日市協同村で開催された。
このキャンプ自体は日本と韓国で交互に、述べ13回開催されている。
 アヒムナとは(Aidurur HImuro Manduroganun NAra=子供たちの力でつくっていく国の頭文字をとってAHIMNA)というハングルの略字からきている。

韓国からはフリースクールアヒムナ運動本部(http//:asiahouse-japan.com/02.html)の生徒やハンシン大学の学生たち11才〜26才まで7人と先生、日本に来ている韓国の留学生たち。日本からは小学生〜高校生、大学生まで9人、キャンプのリードはプレーリーダー2人と現役看護師さん、通訳は在日の大人たち。日本の私たち大人はスタッフとして延べ8人、途中ロープワークの達人の参加もあり、総勢36人のダイナミックなキャンプとなった。

3泊4日の日程を通して食べる・学習する・遊ぶ・働くという体験を「ヒムナ」という通貨を使い、やり取りすることから、社会のしくみを、参加者みんなが考えていくようなプログラムを実践する。
アヒムナという言葉のようにキャンプ自体をとおして、大人も子どもも一つの国を自治し、運営するような体験をした。
毎朝、毎晩子どもたちの代表が市民会議を開催し、仕事に対する通貨の価値を決めたり、起業の申し出の審査をしたり、不平への対処をしたり、夜遅くまで話し合っていた。

皆が午前中は韓国の事、日本のことを学び、午後は川やツリークライミングで大いに遊んだ。合間を縫ってヒムナを稼ぐために大人も子どもも仕事をした。日常の凝縮がキャンプに埋め込まれている。いつの間にか言葉の違いも意識していない。
日・韓・在日の子ども達の交流が、初めてお互いの歴史を見つめなおす大きなきっかけとなったことに感謝したい。

初めてキャンプに参加したBさんの感想を紹介します。
〜アヒムナキャンプに参加して〜
私は今回、中の良い友達にアヒムナキャンプに誘ってもらい参加することになりました。今までずっと日本で暮らしてきた私にとって韓国の方とキャンプするということは初体験で、どうしたらいいのか、始めは分かりませんでした。
 でもご飯の準備をしながら、ゲームをしながら、川で泳ぎながら、少しづつコミュニケーションの仕方が分かってきたように思います。
全然言葉は話せなくても、大笑いして、心から楽しいと思える出来事がたくさんありました。力いっぱい使って頑張ったツリークライミング。上から見た景色は最高です!みんなが“頑張れ!”って応援してくれたおかげで頂上までいけました。下を見たら応援してくれた韓国の友達、日本の友達みんなが笑っていました。みんなのことが大好きになりました。

日本の授業で環境の大切さを知りました。韓国の授業では国を超えてアヒムナキャンプを続けて行く難しさを知りました。
一番印象に残っているのは在日の授業です。過去におこなった悲しい出来事の話を聞いて胸がいっぱいになりました。
私はその話を聞いて、これからは、そんな悲しい出来事がおこらないように・・。そして悲しい出来事で今も傷ついている人がいるならば、その人たちの心があったかくなるように、自分にできる事を考え続けていきたいと思いました。

キャンプに来ている子ども達の目は国に関係なくキラキラしています。笑顔もいっぱいです。今日本と韓国でおきている問題は難しい問題なのかもしれません。だけどこうやってキャンプをしてつながっていくたびに、みんなの心があったかくなって、お互いを分かり合って、いたわりあって、国と国どうしで愛し合えるような気がします。今回のキャンプは本当にみんなの力が合わさって楽しいキャンプになりました。関わってくれたたくさんのみんなに感謝したいと思います。

<写真上は秋川で遊ぶ子どもたち。写真下はツリークライムに挑戦! 朝鮮学校に通う高校生による舞踊の練習。いずれも五日市生活クラブ協同村にて>