空堀川は生き物がいっぱい

川辺の水質&生き物調査2008

今年3年目になる川調査「川辺の水質&生き物調査」を7月26日晴天の中、生活クラブ運動グループとともに空堀川でおこないました。今回は「空堀川に清流をとりもどす会」代表の小林寛治さん、友保邦弘さんを迎え、会の活動を見せていただきながらおこないました。

空堀川では10年前に魚の大量死があったこと、曲がりくねった川は台風時に野口橋付近でよく水が溢れ、床下浸水したこと、全国でワースト1・2を争う汚れた川だったことなど記憶に残ります。
これを受け20kmあった川の長さは、河川改修で直線14kmになりました。会では美住町1丁目のからぼり広場周辺の水辺環境の再生や『ワンド』という魚の緊急避難場所としてのビオトープを作り100匹以上の黒めだか・赤めだかを生息させるなど、市民が行政を動かしながらおこなってきた活動の現場を見せてもらいました。また夏に刈った川辺の草を集めて積み上げ1年間発酵し、結果3tの堆肥が出来た事も会がコツコツと行なっている活動です。

今年は調査前にまったく雨が降らず、水量や水質がどのようになるか不安でした。空掘川の水質環境基準はpH6〜8.5。今回の調査ではpH9で、特定の魚しか住めない環境であるのが残念でした。

子どもたちと川岸を網でたぐると、ザリガニ・オイカワ・モツゴ・フナ・ヤゴ・ドジョウ・きれいな水に棲むというシマドジョウの赤ちゃんもいました。そして川辺にはシオカラトンボ・羽黒トンボ・ショウジョウトンボ・シジミ蝶なども見かけました。

ガンバッテ生きている小さな生き物たち!
また来年も会おうね!    
                        和田安希代