さようなら原発 3.8全国集会 参加報告

2025年3月8日(土)代々木公園B地区

2011年3月11日の東京電力福島第1原発事故から続いている「さようなら原発」運動の全国集会が8日、東京・代々木公園で開かれ参加。
寒い小雨のぱらつく中、主催者側発表の約3,000人たちと、原発回帰に反対する東村山ネットも脱原発を求める声を力強く(二人ぽっちでしたが)上げてきました。

「責任はだれに」 14年前の福島第一原発事故をめぐり、東京電力の旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制的に起訴された裁判で、最高裁判所は「10mを超える津波を予測できたと認めることはできない」理由で上告を退け、無罪確定に対して(原発事故被害者団体連絡会)の大河原さきさんは強い口調で、「こんな判決は間違っている」と。
(ニュースで知った時、エッこんなことって絶句!)

2023年に亡くなられた作家大江健三郎さんと音楽家坂本龍一さんの他、落合恵子さん、澤地久枝さん、鎌田慧さん、佐高信さんらが呼びかけ人となって「さようなら原発」一千万署名市民の会の運動が始まって14年。
2012年5月に国内全ての原発が停止。エネルギー基本計画の第4次~第6次迄堅持してきた、「原発依存を可能な限り低減する」が第7次では削除され、原発回帰に舵を切ってしまいました。
エネルギー自由化で再エネだけの電気を選んだ人も、原発建設費を負うことになり、事故リスクが甚大、放射性廃棄物の処理も未解決のまま。
私たちは諦めずにこれからも原発ゼロへ向けて働きかけていくしかありません。
パレードは昨年と同じく、若い世代の人たちがつくった、気候危機をテーマとする(Fridays For Future Tokyo)のメンバーと政府に届け!と「原発いらない」アピール。
渋谷まで歩きました。

▼集会の様子はなかなか報道でとりあげられないのが残念です。パレードも沿道の方々の反応は「原発いらない」のコールに共感よりも、どちらかというと驚きに近いかな?という感じでした。