「原発」都民投票 都議会で審議に

みんなで傍聴に出かけましょう!

6月5日に都議会が開幕し、石原都知事の所信表明がありました。
原発都民投票については次のとおりでした。

原子力発電所の稼働に関する都民投票〉

 直接請求によって、本定例会に提出されている「東京電力管内の原子力発電所の稼働に関する東京都民投票条例案」について申し上げます。
 エネルギーは、国家を支える重要な基盤の一つであります。経済産業は、エネルギーを消費して新たな富を生み出し、それが医療、福祉、教育、防災、治安などにまわり、高度に発達した社会を支えているのです。今、政府が為すべきは、現実的な期間を想定して、その間、我々がどの程度の経済成長を目指し、そのために、いかなるエネルギーを、どれだけ確保していくのかの大きなシミュレーションを行うことです。そして、その結果を国民にも示して、センチメントではなく理性的な討議の下で、政治が責任ある決断を下さなければなりません。
 原子力発電所の稼働の是非は、国家の安危を左右する問題であります。政府が安全性はもちろん、経済性、産業政策、温暖化対策、安全保障などを複合的に考慮した上で、専門的な知見を十分に踏まえて、冷静に判断すべき事柄であると思います。
 直接民主制が、間接民主制を補完する重要な手段であることは論を俟ちませんが、ただ観念的に原発の是非のみを問い、その結果が錦の御旗が如く力を持つならば、国を滅ぼす危険なことにもなりかねません。
 ゆえにも、本条例案には反対であります。都議会の皆様には、賢明な判断をいただくようお願いいたします。

今後総務委員会に付託され審議、20日の閉会日に採決となります。
ぜひ、傍聴にお出かけ下さい!

総務委員会、毎回13時より
6月14日(木)
6月15日(金)
6月18日(月)

6月20日(水)本会議13時より