2009年がスタート

毎年のことではありますが、新年のスタートは心が引き締まる思いです。

年末から毎日のように報道されるパレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍による攻撃が年末も正月もなく行なわれている。
金融危機と共に不安な幕開けの印象が拭えない2009年。

同時に年末からの日々のトップニュースでは“反貧困ネットワーク”事務局長の湯浅誠さんたちが日比谷公園でおこなった「年越し派遣村」の活動が伝えられた。予想をはるかに超える人々が集まり、年明けには厚労省・東京都を動かし、500人分の住居と食料を当分の間ではあるが確保できることにつながった。

この寒空の下に自分の意思に反して“テントで寝る・路上で寝る”ことを考える・・どんなにか侘しいだろうと。
熱い思いが国を動かし、そこに集う人々やこの活動を伝え聞く人々に、一筋の明かりを灯したような希望を感じる。

“支える・支えられる”がいつでも逆転する状況であっても、人々がつながりあえることができれば道は切り開かれる・・この可能性を実感できる2009年の幕開けでもある。

東村山・生活者ネットワークは人々の力が持つエネルギーとネットワーク力で「全てのいのちが大切にされるまちづくり」をめざして今年も活動をすすめます。

正月に山梨県白州町横手(旧駒城小学校跡)にある東村山市郊外施設を久しぶりに訪ねた。
今年度から市は経費節減のため冬期(12月〜2月末)施設閉鎖を決めた。玄関前には枯葉の吹き溜まり。ひっそりと佇む門に掲げられた時計と駒城小学校のプレート。旧小学校から今の近代的?施設に変わるときにも失われなかった小さな池。
歩いているとおもしろい形の松ぼっくりを発見。まるでバラの花びらの様だ。
昔、近所の家族とともに、子どもたちをスキーに連れてきた時に何泊も宿泊したこの施設を思い出した。
冬の山々の美しさ、遊びの楽しさも味わえたのに・・冬期閉鎖はなんとも残念。
                       (Wada)
(上は白州町での初日の出・下は変わった形の松ぼっくりと施設奥の松の木)