六ヶ所再処理工場はいらない

〜STOP!放射能汚染〜

 日本国内の各原発で燃やされた使用済み核燃料をせん断し、大量の化学薬品を使ってプルトニウム、燃え残りのウラン、死の灰に分離する化学工場「六ヶ所再処理工場」(青森県上北郡六ヶ所村)の本格稼動が迫っています。

東村山・生活者ネットでは生活クラブ運動グループとともに、1月20日「六ヶ所村ラプソデイー」の上映会をおこないました。
当日は子どもを含め120人の参加があり、関心の高さがうかがえました。
監督の鎌仲人ひとみさんの話から、日本がエネルギー政策として55基の原発をさらに66に増やしていこうとしていること。その裏側には原発から出る放射能を含んだ核のごみが劣化ウラン弾としてイラクの子どもたちの命を、癌や小児白血病で奪い続けている現実が知らされました。低線量被爆は数万年続くと言われています。「原発はしょうがない!」は「イラクの子どもが死んでもしょうがない」と同じことと鎌仲さんは言います。
さらに六ヶ所にも、周辺海域にも放射能汚染、低線量被爆を広げようとする、「六ヶ所再処理工場」の稼動に生活者ネットは反対します!

続く1月27日の日比谷パレードでは消費者団体、岩手県6漁協、サーフライダー、ミュージシャンなど2000人が「六ヶ所再処理工場稼動反対」をアピールしました。何か行動したいと言う思いで参加した人もたくさんいました。
全国で集めた署名は77万筆にのぼりました。東京駅までのビル街に「海を汚すな」「安全な食べ物が食べたい」「子ども達の未来を守れ」・・と思い思いのシュプレヒコールがこだましました。

「六ヶ所村ラプソデイー」自主上映会は全国で静かに広がりをみせています。多くの人にこの問題を知ってもらいたいと思います。

朝日新聞の青森県版に「下北よ! 原子力と私たち」という再処理工場など青森の原子力施設の特集記事が出ました。
http://mytown.asahi.com/aomori/newslist.php?d_id=0200031
特に、与党国会議員ながら一貫してこの問題に反対している河野太郎氏へのインタビューが載ったのは、大変重要なことだと思います。

(写真は1月27日日比谷パレード。写真下は岩手県おもえ漁協の人々。ミュージシャン「サンプラザ中野クン」)