空堀川の源流を訪ねて -川辺の調査企画NO5−

武蔵村山、横田の谷を歩く

武蔵村山、東大和、東村山、清瀬を横断して流れる1級河川の空堀川。4つの地域協議会合同の主催で、空堀川の源流を訪ねるウォークツアーを楽しみました。
子ども8名を含む30名の参加で、武蔵村山市の横田の谷の川沿いを歩きました。途中、暗渠の部分もありながら、蛙やザリガニが流れのあちこちに。アケビやボケの実を見つけ、どんぐりも拾いました。稲刈り間近の学習農園、村山大島紬の洗い場、狭山湖建設時の軽便鉄道軌道跡のトンネルなど里山の暮らしと歴史を身近な地域に発見し、開発だけが人を豊かにしないことを実感しました。
東村山市内を流れる空堀川は多いときには15メートルもの川幅ですが、源流は、スポットとして湧き出すというよりじんわり水が染み出す湿地帯です。保水力をもった水源林の涵養の役割がよくわかります。数時間の「遠足」でしたが、川は本当に人間社会の縮図であることを感じます。さて、次はどの川を訪ねましょうか。
政策担当 大塚惠美子