一般質問始まる その1

石けん使用をすすめることを明言

 2009年度議会は新たな会派「変えよう!議会・東村山」としてスタートし、この議会をむかえるに当たり3人での議論を繰り返しおこない、その中で新たな刺激をそれぞれが感じながらのスタートとなりました。
一般質問初日の傍聴者は午前午後とも16〜7人とこれまでになく多いものでした。

以下は大塚恵美子一般質問と回答
1石けん使用の定着を求めて
 「協同石けん連絡会」が毎年おこなってきた市長との石けんに関する懇談会をもとに、環境や人体へのリスク軽減のための基盤整備が必要であり、PRTR法で指定されている物質を含む洗剤の使用を止めてほしい、と考え、見解を伺った

① 学校環境に関していえば、S59年から学校給食の現場では、石けんを使用している。しかし石けんが定着していないことが調査で明らかとなった。なぜ、定着しなかったのか
→合成洗剤のほうが価格的に購入しやすい、意識の差があったなど。今後安全で環境負荷のない無添加のモノの購入を徹底したい

② 学校給食の現場では、石けん使用100%が原則となっているが、調理の民間委託が進行する中、現状や実態について、再度確認する。また、石けん使用に関し、どのような取決め・契約に基づいているのか。
→小学校・中学校の民間委託の現場でも開始以来石けん使用はおこなっている。しかし石けんの種類など、細かに定めてはいない

③ 学校以外の公共施設、庁舎では、どのようなやり方・システムで石けんなどの備品、消耗品を購入するのか。
→エコオフィスプランのグリーン購入に基づき購入している。21年2月の状況は石けんのシェアは8割くらい。

④ グリーン購入の定義、当市の物品購入指針はどのようなものか。
→環境配慮に務めたもので物品購入指針基準に照らしたモノを優先的に購入する。具体的な指針は、必要性、リフォーム、リユース、リサイクル、処理・処分しやすい、資源循環、協同利用、数量の抑制、人の健康、再生材を多く使用する、などを基準に、品目別基準を規定している

⑤ 南台小など7校では、学校から出た廃油でつくった固形石けんを使用しているが、こういった製品はグリーン購入の指針に該当するものであり、「先祖帰り」をさせないためにも、グリーン購入で対応することに効果を期待する。H19年9月の一般質問に答弁された「研究」はどのように進んだのか。
→グリーン購入法改正があったばかり。その中で石けん購入基準を定めている。
→(市長)残念ながら石けん使用の際お湯を使わなければキレイに落ちないなどの声も聞いている。今後何らかのルール(指導)が必用と考える。購入はエコオフィスプランで有害物質排出規制を盛り込む必用もあると思う。

⑥ 多くの学校では、手洗い石けんとして「レモン石けん」というものが使用されているが、成分を確認すると着色料、香料、エデト酸塩などの添加物が入った複合石けんである。アレルギー性皮膚炎が増加しているが、無添加のものでなく、石けんに必要のない成分が入っているものをあえて使うことに疑問がある、どのように考えるか。
→1年前に通知し、無添加、無香料のものに切り替えをおこなっている。さらに徹底したい。

⑦ 江戸川区では「石けん使用指針」があり全公共施設での石けん使用率が100%、国分寺市も100%だ。使用を定着させるには、このように、石けんとは何か、が明確となったよって立つルールが必要である。市長は、石けん使用を促進するために、「石けん使用指針」を策定する、と昨年の懇談会でおっしゃったが、その後の進展はどのようか。東京都には環境確保条例があり、多くの自治体では、環境行動指針が定められ、そこに石けんの使用を規定している例を見受ける。環境基本計画の改正が予定されるが、どのように、未然防止の観点で一定のルールづくりをされるのか、再度、市長に伺う。
→(市長)石けんとは何かについてはグリーン購入の具体的な品目のリスト化をおこない、使用指針としては指導が必要になると認識している。リスト化については早急におこないたい。

(上は質問に立つ大塚恵美子、下は応える渡部市長)

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