3月議会・大塚恵美子の一般質問

緑の確保に向けて農地を活かす具体策を(その2)

⑦ 第4次総合計画をはじめ、「農業振興計画」、「環境基本計画」、「緑の保護条例・基本計画」、「緑確保の総合的な方針(案)」などの関連性、整合性をどのように横断的に諮っていくのか、見解を伺う。

→「みどりの基本計画推進市民会議」で意見をまとめ緑化審で整合性をつくり対応したい。総合計画・環境基本計画・みどりの基本計画に農地を位置づける。

⑧ 1976年(S51年)に都市計画公園となった北山公園の優先整備については民有地をH28年度までに買取る必要があると聞いたが、財政面、権利者との話合いなど課題の解決に向けどのように進んでいくのか、実現までの行程を伺う。

→H8年都緑地整備計画から設定し優先整備地区としている。北川南側の区域変更をおこない、H22年に地権者と合意している。北山公園内の農地は水田の風景を守り、環境を保全する。北山公園は産業振興課、教育委員会と連携し進める。

⑨ 北山公園内の農地は公有地として残すだけでなく、どのように活用するかのビジョンが問われると思うが見解を伺う。

→農地は生産手段なので目的を明確にしなくてはならない。一定の方向性をつける必要がある。

⑩ 東京都市長会主催の「子ども体験塾」事業として子どもの遊び場(池)づくりの参加者募集が市報に掲載された。北山公園の成り立ちにはさまざまな議論と検討がされた経過があるが、今回の事業は整備計画、全体計画に位置づいているのか、また市民の理解や合意を経ているのか伺う。
→北山公園は北側・東側・中心部とエリアを分けている。今回は中心部にこどもの遊び場をつくる計画。このエリアはこどもをキーワードにしている。H20年の意見交換会に案を提案した。

⑪ 北山公園の前身は田んぼだが、湧水の枯渇など自然の水循環が困難となっている。「子ども体験塾」事業を含め水循環に対し危惧があるが、どのように捉え、どのような対策が考えられるか伺う。

→湧水見学会を行なった時湧水地点は見つからなかった。地下水保全が必要。意見交換会で最善な策を検討した。

⑫ 緑化審議会や「緑の基本計画を実現する市民会議」など課題を同じくしながら性質の異なる会議があるが、「報告のしくみ」がないことが諏訪町田んぼの問題で明らかになった。農業委員会など所管を超えた会議も含め、共通理解、情報の共有、報告のしくみなどの検討はどのように進んだのか伺う。

→諏訪町田んぼ以後関連所管の連携に務めている。庁内連絡会議を開催していく。

○再質問

1、農地についての積極的な具体策を、今までの10年とは違った表し方が必要と思うが?
→農業者とともに策定委員会でおこなう。団体ヒアリングなど検討したい。

2、諏訪町田んぼの課題としてあがった情報の共有化のしくみづくりや、公有地化評価基準づくりなどは関連所管の連携が必要だが、いつどこで誰が行なうか?
→2つの所管、都市環境部と市民部で行なう。

3、市長はこの件では議会とも議論が必要という認識でしたがどのようにしていくのか?
→条例上には農地も・・とあるが公有地化については農地は入っていない。検討する。

4、北山や多摩湖など具体的な財政支援は?
→みどり確保の補助として5箇所の樹林地は目途が付いている。

5、湧水の調査は?
→見直したい。季節によっても違う。再度調べたい。

6、農地確保についての新たなルールづくりが必要。市民グループだけでは力が発揮できないが、専門部署とリンクし、情報共有化をどう進めるのか?
→緑化審で公有地化の必要性について議論したい。