9月議会 開会中

大塚恵美子の一般質問答弁

9月7日の大塚恵美子の一般質問は以下の2点に対して行ないました。

1、セーフティネットとしての相談体制と環境整備について
熊本市にある慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」を視察する機会に恵まれた。「こうのとりのゆりかご」は2007年に開設された、匿名で赤ちゃんを受け入れる、いわゆる「赤ちゃんポスト」として報道された事業だが、「こうのとりのゆりかご」は今の社会が生み出したもの、今の社会の反映であるといえる。
「助かる小さな命」に対し日本で唯一腕を差し伸べるシステムだが、それ以上に、妊娠からはじまる悩みを受け止める相談を24時間365日体制で実施していることに感銘を受けた。
同様に熊本市でも妊娠、出産に関する悩みの電話相談を24時間365日実施し、周知のためのカードがバスや公共施設のトイレ、商業施設などまちのあちこちに置かれている。「こうのとりのゆりかご」に預けられた57人の子どもたち以上に相談によって救われる命があることを知った。
 弱者である子どもに対し虐待の事件が後をたたない現状の中で、当市においても不安や悩みを受け止め、負の連鎖を引き起こさせない相談体制と環境整備が期待される。

2、地域主権をめぐる自治の構築について
市長も6月の所信表明で触れられているが、地域主権の議論が活発化している。国からの財源の問題が取り沙汰されがちだが、「地域のことは地域に責任をとらせてほしい」ということでなくてはならないと思う。自治を構築する転換期にあるといえ、取組み方によって自治体間の格差が拡がることと思う。議会にも求められることだが、団体意思の形成のあり方について姿勢を伺う。

答弁を掲載します。

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