9月議会報告会開催しました

東村山・生活者ネットワーク「白石えつ子と初めの一歩」定例議会報告会を開催。

2025年東村山市9月定例市議会で行った一般質問と、主な決定事項について取り上げました。

2025年10月31日(金) オンライン 20:01~21:40

一般質問

・こどもの生活実態調査で、本市の中学2年生の1%がヤングケアラー、全体の3.1%が生活に障害をきたしている現状から「介護する人もされる人も尊重されるケアラー支援条例」の制定について。

市長: 条例制定の必要性を含めケアの在り方を検討したい。

・日本は子どもの自殺率がG7中でも一番高いことから「東村山市第2次自殺対策推進計画について」。

市長: 専門家の「ライフリンク」と連携を結び、支援強化として「気づき 声掛け つながることで命をすくう 地域で生きるを支えあうまち」の実現を、市民の皆さんと地域へ自殺対策を進め、展開していく。

令和7年度9月議会 主な決定事項

・萩山公園整備工事請負契約の一部 賛成多数で可決 

市内公園初インクルーシブ公園となる構想は

インクルーシブ複合遊具を設置し、障害の有無に関らず、一緒に遊べる環境を整備。

トイレにはユニバーサルシート、オストメイトや防災トイレの設置、視覚障碍者用誘導点字ブロック等のバリアフリーも整備。指定管理者と連携し、誰もが使いやすい施設環境整備に努めたい。

厚生委員会 

 厚生委員会に上程された議案は可決

義務教育就学児医療費の助成に関する条例と高校生の医療費助成に関する条例の一部改正。

・令和8年4月1日から小中学生及び高校生の医療費を無償化に。

請願 手話言語条例を求める請願は全員起立で成立。

陳情 ①アピアランス補助を求める陳情可決。②男性にHPVワクチン接種の助成を求める陳情可決。(白石は反対討論)

生活文教委員会

手数料及び印鑑条例の一部改正議案は可決 

 マイナンバーカードの普及や市民の利便性向上のためコンビニ等の多機能端末機で交付する証明書等を窓口交付は100円引き、令和8年2月1日から7月31日までコンビニ手数料を一律10円とするもの。(白石は反対討論)

陳情2本は否決

・ジェンダー平等の性教育を求める陳情②八坂小給食調理室建て替えを求める陳情共に否決。(白石は賛成討論)

議員提出議案第2号

今回の議会は議題が多く最終日の令和7年10月3日、「個人又は」を加え、一人でも会派として認める改正(東村山市議会基本条例第4条第1項)を審議し僅差で可決。「東村山・生活者ネットワーク」を名乗れることになりました。

決算認定討論

黒字決算となったことを評価するも、財政見通しでは令和12年には財政調整基金が枯渇するとの予測から、超高齢化少子化を見据えた公共施設再生計画など、多額の地方債を要する際、不用額に影響する契約差金を生まない対策と、指定管理者制度の在り方の見直しの必要性を指摘した。市民の情報利用の際には、人権意識の共有と合理的配慮によるバリアフリー化など、誰にも分かりやすい対応を求めた。