全国子どもアドボカシー協議会設立記念全国セミナーにオンライン参加

白石えつ子の活動

5/5こどもの日午後からは、全国子どもアドボカシー協議会設立記念全国セミナーにオンライン参加しました。
相澤仁さん、川瀬信一さん、坪井節子さん、奥山眞紀子さん、渡辺睦美さん、布施響さん、中村みどりさん、山縣文治さん、我孫子健輔さん錚々たる方々が登壇されました。

ビジョンは、
子どもの声を大切にし、ともに生き育ち合う社会

ミッションは、
子どもの権利条約を基本とし、子ども・若者とのパートナーシップのもと、子どもアドボカシー活動を推進する団体・個人の交流と連携を通して子どもの声を大切にし、
すべての子どもの権利を尊重する社会の実現に寄与すること

日本心理研究センター村瀬喜代子理事長は、かつて
被虐待児を措置する立場にもおられた方でした。
初等、中等、特別少年院にも措置された若者達と接する中で、周りの大人に裏切られてきた事実を重く受け止め、単に障害のレッテルを貼らずに、本人をみること。きくには、3つの意味があるなど、支援する側の心理面にも踏み込んだ内容でした。

虐待されてきた側の若者は、アドボケイトはどんな人であって欲しいかの問いに、大人大人してない人、支援してあげる的な支援臭のする人は困るかなあと。答えが欲しいわけではないから黙って話を聞いてくれる人。

被虐待児は、一時保護所に措置される段階で、それまでの関係を全て捨てなければならない。
何度も措置を繰り返すことは、何度も人生をリセットすることを迫られる。何で虐待を受けたのに、何回もやり直さないといけないのか、虐待を繰り返す保護者は、変わらない場所で同じ生活を送るのです。権利侵害も甚だしいのに、命が脅かされているのに。理不尽さを感じます。
生きていく術を身に付けることは、本当に厳しい現実が立ちはだかることがわかります。

ファミリーソーシャルサポート、家族を丸ごと支援する人や仕組みが必要です。

子どもは、法律的には、選挙権もなく、訴える権利もないので、アドボケイト代弁者は重要な存在になります。

子ども家庭庁が、全ての子ども達の権利が保障され、人権を尊重する仕組みとなるように。当事者の声を聴いていくことが私達抜きに私達のことを決めないことになるように。アドボカシー制度やオンブスパーソン制度などは、意見表明権を尊重されるものとなるのか、国の動向を見ていきます。